入ゼミ案内


金子勝研究会では、10期生(2010年)の募集しております。

項目一覧


 募集要項


募集要項を紹介します。


 選考過程


選考過程を紹介します。


 先輩からのアドバイス


選考突破のアドバイスを致します。


 進路状況


進路状況をお知らせします。


 入ゼミイベント


説明会・オープンゼミの日程をお知らせします。


 FAQ


よくある質問


先輩からのアドバイス


 

 第九期 Sくんからのアドバイス


 金子勝研究会の入ゼミ試験は、「事前レポート」「筆記試験」「面接」と3つのプロセスを通して行われます。確かに他のゼミよりも負担が多いかもしれませんが、これは皆さんがどのくらい力を持っているか、正確に知るために考えられた方法です。ですから、安心して自分が持っている長所を存分にアピールしてください。しかしだからといって、1つ試験のだけに力を入れることは禁物です。どの試験もゼミに入ってから必要となる能力です。筆記試験が苦手だとしたら、十分に対策を練る必要があります。それでは、3つの試験に関して具体的なアドバイスをさせていただきます。


 

事前課題のレポート


 大抵の人は、このような論文を書くのは初めてだと思います。ですから、どういう風に書いていいかわからないというのが正直なところでしょう。そこで、始めにやって欲しいのは論文の書き方を学ぶことです。論文の書き方に関しては、新書などで簡単にまとめられたものがいくつかあるので、それを参考にしてください。次に悩むのは、課題に関するテーマ決めだと思います。これが決まらないといつまでたっても書けません。そういうときは、そのテーマに関する比較的新しい本を2、3冊読み切ることをお勧めします。何もないところからは、新たなものは生まれません。まずは、知識を詰め込んでみてください。それが終わったら、やって欲しいのが論文に書く内容を図にしてまとめることです。いわゆるロジックツリーなどがそれに当たります。図に書いて整理してみると、頭の中がスッキリして、論理的な文章が書けるでしょう。入ゼミ論文は、他の試験と違って、多くの時間が用意されています。つまり、努力をした分だけ反映されやすいタイプの試験だといえます。事前の準備が鍵となってくる頑張りどころです。


 

筆記試験


 筆記試験といっても、内容は論文のテーマに沿ったものになっています。つまり、入ゼミ論文をしっかりやっていれば、特に問題なく書けるということです。ただし、時間制限には気をつけてください。論述が苦手なのであれば、「こういう問題がでるかな」と事前に予測を立てて、書く練習をしておくのも良いでしょう。あと、書く上で意識して欲しいのは、わかりやすく簡潔に書くことです。私たちが重視しているのは、ロジックです。ひたすら論理的であることを目指してください。


 

面接


 最後に待ち受けているのが面接です。面接では、金子先生と9期を交えて行います。緊張すると思いますが、本来の自分をアピールできるように頑張ってください。面接で意識して欲しいことは、3つあります。1つ目は、自分の考えを積極的に話すこと。これはなかなか難しいことですが、間違いを恐れて何も話さないようでは、伝わるものも伝わりません。とにかく声を出していきましょう。2つ目は、元気よくハキハキしゃべること。第一印象は、意外に大事です。3つ目は、ゼミに対する想いをぶつけること。今までいろんなアドバイスをしてきましたが、結局これが一番大事なことです。なぜゼミに入りたいのか、ゼミに入って何をやりたいのか、熱い気持ちを話してください。

 それでは、4月に皆さんと会える日を楽しみにしています。頑張ってください。



 

 第八期 Kくんからのアドバイス 


 

ゼミに何を求めるのか


 どうも、第八期の私から、これからゼミ選びを考えるみなさんにいくつかお伝えしたいことがあり、この場をお借りしました。まず、金子ゼミに限らず、ゼミを志望するにあたって、みなさんは「ゼミに何を求めている」のでしょうか?「大学三年生になったらみんなゼミに入るから」「まわりがゼミに入るから」…こういったモチベーションでゼミを選ぼうとするのならば、まずどのゼミからもあなたは必要とされないでしょう。「なぜ就職するのか」と同様に、「なぜゼミに入りたいのか」それをしっかりと説明できるようにしていただきたいと思います。「自己成長を遂げたい」「友人を増やしたい」等、いろいろ考えることはできますが、その他の選択肢を全て棄却し、「こうだからゼミ活動をしたいんだ」という動機をぜひ聞かせていただきたく思います。これは裏返せば、「ゼミに何を求めているのか」という質問と同じです。まずこの点をしっかりつめてもらいたいと思います。


 

ゼミ選び


 「なぜゼミ活動に参画するのか」ということが明確になれば、次は「どのゼミを選ぶのか」という課題に直面することになります。私は当研究会を含め、4つのゼミと迷いました。参考までに私がどのような形で最終的に金子ゼミを志望するに至ったのか、その経緯を簡単に紹介したいと思います。


 まず、どのような分野の学習がしたいのか、というところから考えました。ここではそこまで極端に絞らずに、この分野はこうだからイヤだ、という形で棄却しました。次に、ゼミを構成する要素について考えました。その構成要素とは教員とゼミ員であると思います。教員の人柄と指導スタイル、ゼミ員の雰囲気と能力について検討しました。私は2年生のときに非常に多くの自由研究セミナーに参加しており、教員の人柄と指導スタイルについては2年生の初めから分析していました。またゼミ員の雰囲気と能力はそのゼミ説明会や三田祭論文の発表を見て考慮しました。次にこの二つの指標をどの程度重視するのかという割合を決めました。図(マトリックス)を参照してください。



 私は担当教員のインデックスを重視しました。理由は、私は担当教員は変わらないが、ゼミ員は不確定要素と考えたからです。要するに図で言うところの青い線よりも右上にくるゼミに入ろうと考えたということです。そうすると金子ゼミしかそのエリアに入らなかったため、金子ゼミを志望するに至りました。念のために書き加えておきますが、インデックスの良し悪しはあくまで私視点の基準に基づいています。私の肌に合うかどうかが良し悪しの基準であり、万人が同じポートフォリオを組むことを前提とはしていません。


 

金子ゼミの入ゼミ対策


 最後に金子ゼミの入ゼミ対策について簡単にアドバイスを差し上げたいと思います。当研究会の選考フローでは論理的思考力を重視するということになっています。私はこの「論理的思考力」という言葉を学生が使用することにかなりの嫌悪感を持っています。「うちのゼミは論理的思考力重視だから」などと、上から目線で言われるのが堪えられません。「じゃあ論理的思考力ってなんだよ?」と、すかさずツッコミを入れたくなってしまいます。だいたいこの質問に明確に切り返せる人は多くありません。私はその時点で「この人に論理的思考力はカケラもない」と思ってしまいます。


 私自身、大学4年になってようやく、金子先生の言う「論理的思考力」というものの全体像がつかめてきました。その意味はとても混沌としている上、まだ私が表現できるものではありません。ですので、私は敢えてこの「論理的思考力」という高尚な表現を避けて、我々が選考フローで重視することを挙げたいと思います。


 我々の重視することはキャラクター、ヴィジョン、スキル、この3点に集約できるかと思います。この言葉も十分に高尚なもので私が語っていいものではないかもしえません。しかし、2年生により身近に感じてもらうためにはこの3つの表現が適切かと思います。まず、キャラクターに関しては、その人の人となりを見ているということです。組織は実に様々な人柄を求めているものです。ですから、一概にこういう人材が望ましいとはいえません。しかし、敢えてひとつ言うのであれば、怖がらずにガンガン主張する勇気を持ち合わせているといいかもしれません。


 少し話はそれてしまうかもしれませんが、私個人としては、「ハングリー精神」を強く持った学生に是非入ゼミしていただきたいと考えております。グローバル競争の中の日本の価値など、もはやたかが知れた存在に陥ってしまうかもしれません。我々が強いと信じている最先端技術も海外がものすごい勢いて追随してきております。私の友人である新興国の留学生は、非常に勉強熱心で向上心を持っています。もはや、我々が貪欲にならずに競争に勝てる要素など微塵もありません。しかし、多くの学生はこの危機を認識しておらず、今の生活水準がいつまでも続くかの如く大学生活を送っているように思えます。我々はもっとハングリーに自己成長を追い求めなければならないのです。我が研究会が、常に危機感を持ち、貪欲に活動に取り組めるような学生が集結するスポットとなればと常日頃思っています。私自身、こういった意識を持った同期先輩とゼミで競い合うことができたことを大変ありがたく思っています。「ハングリーであれ、馬鹿だと思われても構わないんだ」という有名な台詞がありますが、是非そういったマインドを持った学生と私も議論を交わしたいです。


 次にヴィジョンですが、その人がどのようなヴィジョンを持って行動しているのかということです。これは最初に挙げた「ゼミに何を求めているのか」「なぜゼミ活動をしたいのか」という明確な指針を持っているかどうかです。ヴィジョンのある人間はモチベーションが高く、組織を強くするものです。


 最後にスキルに関してですが、当研究会の求めるスキルは「筋の通った主張をすること」です。主張には必ず反証可能性があり、その反証に対して、的確にデータを用いて対抗していく能力が求められます。また筋を通すということは一連のシナリオ(連続した仮説の構築)を重視しなくてはいけません。相手の腹にスッと落ちるようなシナリオが描けるといいでしょう。


 以上が我々が選考フローで見ている部分です。この3点は誰でも不十分なもので、極めることに果てはありません。ですから、この3点にどれも自信が無いと言うのはごく当たり前のことで、私も4年になりやっと入ゼミ当初よりはマシになったという程度です。逆に言えば、入ゼミ当時この3点が満足にできなくても、我々のゼミにはこれを鍛える下地があります。自信が無いからこそ、入ゼミしていただきたく思います。最後に簡単ながら、私がぜひ読んでおいていただきたい文献を紹介します。これから紹介する本は、言わばマナー・基礎力のようなものであり、これが全てではないということを予め断っておきたいと思います。我々のゼミが目指す論理的思考力はこの先にあります。


仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法:内田和成

考える技術・書く技術-問題解決力を伸ばすピラミッド原則:バーバラミント